「一人暮らしでも犬は飼える?」「どんなことに困るの?」など、一人暮らしで犬を飼うことに不安を感じている方は多いのではないでしょうか。
一人暮らしだと自分ですべてのお世話をしなければならないため、プレッシャーを感じる方も多いはずです。
しかし、犬が過ごす環境をきちんと整えておけば、工夫次第で一人暮らしでも犬を飼うことはできます。
この記事では、一人暮らしの方が犬を飼うために必要な心構えや準備、押さえておきたいポイントなどを紹介します。
もくじ
一人暮らしで犬を飼うための心構えと注意点
一人暮らしで犬を飼うためには、心構えと注意点を知っておく必要があります。ここでは、犬を飼う際に心得ておきたいことを紹介します。
しつけが必要
一人暮らしで犬を飼うときは、他の住人とのトラブルを防ぐためにもしつけをしっかりしておきましょう。
一人暮らしでは留守番をさせる機会が多くなり、飼い主がいない間に吠え続けるなど、しつけができていないとクレームが入る可能性があります。
飼い主が自宅にいても多くの人が寝静まる深夜にいきなり吠えてしまうと、周囲に声が響いてトラブルになることもあるでしょう。
また、室内で放して犬を飼っていると鳴き声だけでなく、部屋を荒らされてしまう可能性もあるため要注意です。
「クレートにおとなしく入る」「トイレや生活音に無駄吠えしない」などの、トレーニングやしつけが必要になるでしょう。
散歩の時間を確保する
犬にとって日々の散歩は欠かせません。犬種によりますが、1日2回程度を目安に散歩の時間を確保する必要があります。
散歩が必要な理由は、運動量が低下すると体力が落ちたり、ストレスが溜まったりして心身に不調をもたらすためです。
朝はこれまでよりも早く起床する必要がありますし、夜は仕事が終わって疲れている状態でも散歩に連れ出す必要があります。
仕事によっては生活サイクルを見直す必要も出てきて、体力的な負担が大きくなることも考えられるでしょう。
外泊がしにくい
一人暮らしで犬を飼う場合、エサやりや散歩などのお世話をする人がいなくなるため、旅行や外泊がしにくくなります。
友達に旅行を誘われたときや自身でどこかに行きたいと思っても、犬の世話について事前に考えておかなければなりません。
ペットホテルに預けるという方法もありますが、旅行シーズンだと予約がいっぱいになっていたり、日数が増えると費用が想定以上にかかったりします。
一方で、最近は犬と宿泊できるホテルも増えているため、旅行に一緒に行く飼い主も増えています。
犬と一緒に旅行を楽しむという方法を取れば、犬を飼うことで外泊がしにくくなるという問題は解消されるでしょう。
出費が増える
令和5年の全国犬猫飼育実態調査によると、犬を飼う際にかかる生涯の必要経費は244万6,068円です。
もちろん、犬の健康状態や動物病院に通う回数でも異なりますが、エサやペットシーツなど、毎日発生する費用もあります。
「今より出費が増えて問題ないか」「ケガや病気をしたときに治療できるお金は用意できるか」なども、事前に検討しておく必要があるでしょう。
犬を飼うことを検討している場合は、どれくらい出費が増えるかも考えておく必要があります。
高額な治療費の負担に不安を感じる場合は、ペット保険に加入しておいたり、貯金をしておいたりなどの対応も必要です。
仕事に影響が出るケースもある
犬がケガや病気をした際には動物病院に連れて行く必要があるため、仕事に影響が生じるケースもあります。
職場の人がペットに対して理解があるとは限らず、中には犬の病気で仕事を休むことに難色を示す場合もあるでしょう。
もちろん仕事に影響が出るケースや回数はそこまで多くはないですが、一人暮らしだと犬に何かあったときは自分ですべて対応しなければなりません。
また、犬も人と同じで年齢を重ねてくると病気やケガをしやすくなるため、将来的なことも考えておく必要があるでしょう。
一生面倒を見る覚悟が必要
一人暮らしで犬を飼うときは生涯面倒を見る覚悟が必要であり、ライフスタイルの変化が生じた際も途中でお世話を投げ出すことはできません。
犬を飼っていると栄養管理や定期的な運動、しつけなど、長期的に責任を持ちながら深く関わっていくことが求められます。
また、老犬になると夜泣きや粗相の介護が必要になる可能性があり、これまで以上に大変になるため、覚悟を持って飼育しなければなりません。
動物愛護管理法では、動物を飼う者は動物がその命を終えるまで適切に飼育することが義務づけられています。
犬を捨てた場合は1年以下の懲役、または100万円以下の罰金に処せられるなど、厳しい罰則もあるため、簡単な気持ちで気軽に飼ってはいけません。
一人暮らしで犬を飼うための事前準備
一人暮らしで犬を飼うためには、事前準備がポイントになります。ここでは、犬を飼うためにしておきたい準備を紹介します。
動物病院を探しておく
犬は、どれだけ気をつけていても人間と同じように病気にかかってしまう可能性があるため、もしもに備えて動物病院を探しておきましょう。
犬と少しでも長くいるためには、病気やケガを治療できる動物病院は欠かせない存在で、病院までの通いやすさや距離なども重要です。
かかりつけの病院があれば飼育のことで不安や悩みがあったときも気軽に相談しやすく、安心して犬を飼うことができます。
また、一人暮らしだと病院に連れていける時間にも限りがあるため、夜遅くや土日も開いているなど、ライフスタイルに合った病院が望ましいです。
預け先を確保する
一人暮らしで犬を飼うときには、外泊や自身の病気などで犬の面倒を見ることができない場合に備えて預け先を確保しておく必要があります。
預け先は、飼い犬と面識のある知人や家族が望ましいですが、それが難しい場合はペットホテルやペットシッターに預けましょう。
ペットホテルは犬を一時的に預かってくれる施設のことで、散歩サービスやノーリードで過ごせる空間などを整えています。
一方で、ペット間の関わりがあるホテルだと、他のペットから病気が感染するリスクや咬傷事故のリスクなどに注意が必要です。
ペットシッターはペットの生活環境が変わらず、住む場所やエサ、散歩の内容など、普段と同じ生活が可能です。
一方で、ペットシッターは24時間預かってくれるわけではないため、お世話をしていないタイミングはペットの状態がわからないというデメリットもあります。
犬を飼いやすい物件を探す
賃貸物件の一人暮らしで犬を飼うときは、『ペット可』もしくは『ペット相談可能』の物件であることが必須条件です。
ペット可の物件でも、犬種や大きさによっては飼えないこともあるため、どのような犬種なら飼えるかも確認しておきましょう。
ペット不可物件で犬を飼っていることがバレてしまうと、契約違反に抵触して強制退去命令を命じられる可能性もあります。
また、賃貸物件で犬を飼う際には広さもポイント。寝床やトイレを置く場所を小型犬なら1畳、大型犬なら3畳程度の広さは確保しておきたいところです。
アレルギーがないか確認しておく
一人暮らしで犬を飼う場合、「犬を飼ったあとにアレルギーが判明した」とならないように、飼い主自身に犬アレルギーがないか事前に確認しておきましょう。
犬アレルギーの場合、咳やくしゃみ、鼻水など、さまざまな症状を発症し、重症になると呼吸困難に陥る可能性もあります。
特にこれまで犬と関わった中で上記のような症状を経験したことがある場合、犬アレルギーの可能性が高いため注意しましょう。
まとめ
この記事では、一人暮らしで犬を飼うために注意することや押さえておきたいポイントを解説しました。
一人暮らしで犬を飼うことは難しいと思う方も多いかもしれませんが、工夫次第で問題なく飼うことができます。
しかし、犬を飼う場合は生涯にわたって面倒を見る必要があるため、ライフスタイルの変化や資金面なども十分に考慮しておくことが大切です。
一人暮らしで犬を飼おうかどうか悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
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