同棲をきっかけにペットを飼い始めるカップルは多くいます。
ペットを飼うことで、癒されたり共通の話題ができたりなど、同棲生活が円満になるきっかけにもなるでしょう。
一方で、同棲でペットを飼う場合は、費用負担や同棲を解消した場合にトラブルが発生しやすいなどの注意点があります。
この記事では、同棲でペットを飼うときの注意点やメリットなどを紹介します。
もくじ
同棲でペットを飼うメリット
同棲カップルがペットを飼うことには、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、同棲でペットを飼うメリットを解説します。
会話が増えて楽しく過ごせる
ペットを飼うと、共通の話題を通して会話が増えるメリットがあります。また、一緒に遊んだり、かわいらしい一面が見られたりなど、日々を楽しく過ごすことができるでしょう。
同棲したばかりなら新鮮なことも多く会話もたくさんありますが、日が経ってくると変化のない日々が続いて会話そのものが減ることがあります。
そのような場合、ペットがいれば会話のきっかけとなりマンネリ化防止にもつながるでしょう。
パートナーとの結婚を現実的に考えられる
同棲中にペットを飼うと、パートナーとの結婚や将来を現実的に考えられるようになります。
パートナーが仕事終わりでも、積極的にペットのお世話をしているようであれば、結婚して子どもができても協力的になる可能性が高いといえます。
一方、最初のうちだけペットの面倒をみて、あとはパートナーにお世話を丸投げするようであれば、結婚生活も順風満帆にいかない可能性があります。
ペットを飼うことで将来の家庭像がイメージしやすくなり、二人の関係性に不安がある場合、将来について現実的に考えるきっかけにもなります。
パートナーと一緒にいる時間が増える
ペットを飼うと、パートナーと一緒にいる時間が自然に増えるというメリットがあります。
その理由は、「早く帰ってペットと遊びたい」「ペットと散歩に行きたい」など、家に気持ちが向きやすくなるためです。
仕事が終わった後も寄り道せずにまっすぐ帰るようになり、お互いに同じ気持ちであれば、自然と一緒に過ごす時間も増えます。
また、犬のように外に連れ出せるペットであれば、散歩だけでなくドッグランやペット可のカフェなどに出かけることもできます。
デートがマンネリ化しているカップルも、これまで行ったことのない空間に出向くことで、デートを楽しめるきっかけになるでしょう。
同棲でペットを飼う際の注意点
同棲でペットを飼うことは、メリットばかりではありません。ここでは、同棲でペットを飼うときに知っておきたい注意点を紹介します。
飼育費用がかかる
同棲でペットを飼う際に気をつけたいのは、通常の生活費に加えて飼育費用がかかることです。
飼育費用は月々のエサやシーツをはじめ、定期的な健康診断やワクチン、不妊手術などが挙げられます。
また、病気やケガをして動物病院にかかる場合は高額な費用が発生する場合もあります。
世話分担が偏りやすい
同棲でペットを飼う場合に注意すべきポイントは、世話の分担が偏りやすく、それをきっかけにケンカやトラブルに発展することです。
共働きの場合は、先に帰ってきた方がトイレやエサの世話をすることが多くあります。
最初は「二人でお世話をしよう」と決めていても、実際は生活リズムの違いから思うようにならない場合もあるでしょう。
世話の分担が偏ってしまうと、不満が溜まることにつながるため、役割分担を見直す必要が出てきます。
同棲解消時の引き取り問題
同棲でペットを飼う際には、同棲解消時の引き取り問題についても考えておく必要があります。
すれ違いなどから同棲解消に至るケースは少なくありませんが、その際はどちらかがペットを引き取らなくてはなりません。
お互いが引き取りたいというケースもあれば、どちらも一人ではお世話できないという理由で引き取れないと主張することもあります。
どちらも次の生活でペットを飼えないのであれば、家族や友人、知人に引き取ってもらうなど新しい飼い主を探す必要があります。
同棲解消時にトラブルにならないためにも、飼う前にもしもの場合も踏まえ、しっかり話し合っておくことが大切です。
同棲カップルにおすすめのペット
同棲カップルがペットを飼う場合、他の住人に迷惑がかからないように、鳴き声やニオイが少ないペットがおすすめです。
ここでは、同棲カップルにおすすめのペットを紹介します。
犬
同棲カップルにおすすめの犬の種類は、トイプードルやパグ、フレンチブルドッグなど、比較的吠えにくい小型犬です。
犬はしっかりしつけができていれば飼いやすいペットで、人にもなつきやすく、癒しを与えてくれる存在になります。
なるべく子犬の状態で引き取り、小さい頃からトレーニングを積んでいきましょう。
一方、犬は他のペットに比べるとケージやおもちゃなどを揃えた場合の費用が割高で、ワクチン接種も定期的に必要となります。
猫
猫は散歩の必要がないことから、お世話に十分な時間を取れない同棲カップルにもおすすめのペットです。
犬とは違い、しつけをせずに猫用のトイレで用を足すようになり、ニオイも少なく、賃貸物件でも飼いやすい特徴があります。
ラグドールやエキゾチックショートヘアなど、おだやかな性格の猫の種類が特におすすめです。
ハムスター
鳴いたり吠えたりしないハムスターは、近隣トラブルに発展しにくいペットであり、省スペースで飼えるため同棲カップルにおすすめです。
ハムスターは他の動物に比べて低価格で手に入り、ケージで飼うため掃除もしやすく手間がかかりません。
また、ゴールデンハムスターやジャンガリアンハムスターは人になつきやすく、初心者の人でも飼いやすいでしょう。
ただし、ハムスターの寿命は2年から3年であり、他の動物に比べるとお別れが早いという特徴もあります。
うさぎ
うさぎは鳴き声が小さく、ニオイもあまり気にならないため近隣住民に迷惑がかかりません。散歩も必要ないため、お世話をする時間があまり取れないカップルにもおすすめです。
ただし、うさぎは環境の変化に弱く、頻繁に飼っている場所が変わると体調を崩しやすくなるため注意する必要があります。
また、慣れない環境では車の騒音や通行人の声、電車の音などにストレスを感じる可能性もあるため、うさぎのストレスにならない部屋探しも重要です。
同棲でペットを飼う場合の物件選びについて
同棲でペットを飼う場合は、ペット可物件かペット相談可能物件を選ぶ必要があります。
ペット可物件では、大家さんや管理会社が定めるペットの種類や数に制限があり、ペット相談可物件は、大家さんや管理会社に相談して許可をもらわなければなりません。
「バレなければいい」と、ペット不可の物件でこっそりペットを飼うのは厳禁です。近隣トラブルへの発展や契約違反として違約金の請求、または退去を求められる可能性があります。
また、ペット可物件かどうかだけでなく、「周辺に動物病院はあるか?」「騒音で動物にストレスがかからないか?」などもチェックしておきましょう。
まとめ
この記事では、同棲でペットを飼うときの注意点やメリット、おすすめの動物などを紹介しました。
同棲でペットを飼うことにより、共通の話題が生まれて絆が深まるメリットがあります。一方で、費用や手間の分担、同棲解消時の引き取りトラブルが生じる可能性もあるため、十分にパートナーと話し合ったうえでペットを飼うかどうか決めましょう。
同棲でペットを飼うなら犬や猫、ハムスター、うさぎがおすすめです。同棲でペットを飼おうと検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。