都心にありながら緑に囲まれた自然が豊かな千駄ヶ谷。
東京都を代表する新宿、六本木、渋谷という主要エリアに囲まれているにも関わらず、徒歩圏内にある施設の影響によりエリア全体で豊かな自然を感じられます。しかし、実際にこの地で暮らすとなると、事前にメリットだけではなくデメリットも把握しておきたいですよね。
この記事では、千駄ヶ谷に住むメリットとデメリットを紹介していきます。メリットはもちろんですが、忖度なしで包み隠さずにデメリットも紹介していきますので、千駄ヶ谷に暮らしたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
もくじ
千駄ヶ谷に暮らす5つのメリット
はじめに、千駄ヶ谷で暮らすメリットを紹介していきます。
新宿駅へすぐ行ける
千駄ヶ谷駅の交通アクセスの良さは大きなメリットです。
乗り入れている路線は中央総武線のみですが、東京都心の主要駅へのアクセスが良いので不便を感じることはありません。西行きは新宿・中野・三鷹へ停車し、東行きでは御茶ノ水・秋葉原へと乗り換えなしでアクセスできます。
最大のメリットは新宿駅へと気軽にアクセスできる点!
千駄ヶ谷駅から新宿駅は2つ隣の約4分なので、東京都心だけではなく関東圏内であれば新宿駅で乗り換えてどこでも行くことが可能です。新宿駅へは電車を使わずとも千駄ヶ谷駅から徒歩圏内なので、休日であれば歩いて行くのもいいでしょう。
通勤・通学の時間は誰でも気になるところ。新宿駅へ通っている方はもちろんですが、乗り換えてアクセスできる場所へ勤めている方にはとくにおすすめです。
自然が豊かな環境
千駄ヶ谷は東京都内の中心にある街でありながら自然が豊かな環境です。
その理由は、東京体育館・国立競技場・明治神宮外苑・新宿御苑といった緑が豊かな施設が周囲を囲んでいるからです。いずれの施設も千駄ヶ谷からであれば徒歩圏内なので、散歩が好きな方や豊かな自然を日頃から感じたいという方にはおすすめの環境です。
とくにおすすめしたい明治神宮外苑は、千駄ヶ谷駅から徒歩15分程で行くことができます。
明治神宮外苑内は数多くの散歩スポットがありベンチもたくさん置いてありますので、外苑内を散策しながら休憩もできます。春は桜、夏はいちょう並木、秋は紅葉、冬は散った葉で彩られる黄金の絨毯と、季節ごとに違う顔を楽しめます。
千駄ヶ谷に暮らせば、東京都心に住みながらより身近に自然を感じることができるのです!
飲食店が多い
千駄ヶ谷駅の周辺はとにかく飲食店が多いことで知られています。
おしゃれなカフェや常連客が多い個人店だけではなく、ファーストフード店やチェーンの居酒屋もありますので、外食が好きな方にはたまらない環境です!また、前述したように少し歩けば新宿まで行けますので、千駄ヶ谷に住めば飲食店に困ることはないといっても過言ではありません。
新宿まで近いというアクセスなので単身者が多く暮らすエリアでもあるため、安くて美味しい飲食店が多く軒を連ねています。休日の日は、自分のお気に入りのお店を探してみましょう!
治安が良い
千駄ヶ谷の駅前は飲食店や商業施設が建ち並ぶエリアですが、ほとんどは閑静な住宅街が広がっています。駅前には交番があり大規模な繁華街もありませんので治安は悪くありません。
隣接する新宿や六本木の治安があまり良くないため、千駄ヶ谷も治安の面では不安に感じてしまう方も多いでしょう。しかし、毎年警視庁が発表している犯罪認知件数でも千駄ヶ谷エリアは数が少ないので、重大犯罪は発生しにくい環境だということがわかります。
より安全に暮らしたいと考えている方は、駅が近い5丁目エリアを避けながら、繁華街が広がる1丁目か4丁目あたりで物件を探してみることをおすすめします!
子育てしやすい
千駄ヶ谷は子育てがしやすい街です。
まず、緑が多い施設があるということで小さい子どもを外で遊ばせてあげられる環境が整っています。制度の面でも医療費の助成、児童手当の支給、延長保育やショートステイなど、渋谷区が提供しているさまざまな支援を受けられます。
また、治安がよくて駅の周辺には学校、保育園、病院も揃っているため、子育てがしにくいなと感じる場面は少ないでしょう。単身者だけではなくファミリー世帯にもおすすめできるのが千駄ヶ谷の特徴です。
千駄ヶ谷に暮らす3つのデメリット
続いては、千駄ヶ谷に暮らすデメリットを紹介していきます。
東京体育館でイベントがあると混雑する
千駄ヶ谷駅南口を出てすぐの場所には東京体育館があります。
東京体育館は大規模な競技大会が開催できる国内でも有数の会場なので、多くの日本人が注目するさまざまなイベントを開催しています。そのため、東京体育館で開催されているイベント内容次第では周辺が非常に混雑します。
イベントが終われば近くの飲食店へ行ってから帰宅という流れになる方が多いため、イベントに興味がない方からすると「いきなりお店が混んでいる」という印象を受けてしまうでしょう。
家賃相場はやや高め
東京都渋谷区に位置する街で新宿までは徒歩圏内。抜群の交通アクセスと高い生活利便性を誇るエリアなので、千駄ヶ谷の家賃相場はやや高めに設定されています。
大手不動産情報「LIFULL HOME’S」によると、千駄ヶ谷エリアの家賃相場は以下の通りです。
間取り | 家賃相場 |
---|---|
ワンルーム | 10.41万円 |
1K | 10.52万円 |
1LDK | 14.97万円 |
2LDK | 29.62万円 |
新宿駅、渋谷駅、恵比寿といった人気エリアに比べれば家賃相場は低いですが、それでも隣接する信濃町、四ツ谷などに比べると相場は高めです。
上記家賃相場を参考に考えていくと、単身者は10~15万円、ファミリー世帯は15~30万円くらいの家賃が必要ということになります。
もちろん相場よりも安い家賃の物件を見つけることは可能ですが、毎月の固定費である家賃相場がやや高めというのはデメリットと捉えられても仕方ありません。
新宿駅以外は乗り換えが必要
千駄ヶ谷駅のメリットで新宿駅までのアクセスが抜群だと説明しましたが、新宿駅以外の主要ターミナル駅へは乗り換えが必要だというデメリットは無視できません。
前述したように、千駄ヶ谷駅に乗り入れている路線は中央総武線のみです。新宿駅、中野駅、秋葉原駅といった人気の駅へは乗り換えなしで行けますが、渋谷駅、池袋駅、東京駅、品川駅といった東京都の中枢を担うターミナル駅へは乗り換えが必要です。
上記の駅はすべて新宿駅で乗り換えてからは1本で行けるため1回の乗り換えですみますが、それが面倒だと感じてしまう方も多いでしょう。また、新宿駅はギネスにも登録されている世界で最も乗り入れ人数が多い駅なので、乗り換えのために少し歩くだけでも労力を使います。
渋谷駅は約10分、池袋駅は約16分と乗り換えがあるとはいえ到着までの時間は短いですが、乗り換えの手間を不便と感じる方は注意してください。
まとめ
東京都心にある街でありながら豊かな自然を満喫できる千駄ヶ谷。
徒歩圏内に明治神宮外苑や新宿御苑といった東京を代表する自然が豊かな施設があり、駅前には豊富な飲食店、新宿へも歩いて行けるというさまざまなメリットがある千駄ヶ谷は、単身者だけではなく小さい子どもを連れたファミリー層にもおすすめできる街です。
しかし家賃相場はやや高めであり、渋谷駅や池袋駅といった主要ターミナル駅へは乗り換えが必要というデメリットもあります。東京体育館で大規模なイベントが開催されている時は周辺が混みますので、その点もデメリットと感じてしまう方が多いでしょう。
しかし、デメリットを差し引いても千駄ヶ谷は多くの方へおすすめしたい素晴らしい街です。千駄ヶ谷へ住みたいと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。