トイプードルの飼い方は?一人暮らしで飼うときのポイントを紹介!

トイプードル 飼い方 一人暮らし

モコモコした毛並みやぬいぐるみのような見た目で高い人気がある、トイプードル。

トイプードルは一般的に飼いやすい犬種として知られており、かわいらしいビジュアルも相まって飼いたいと考えている方は多いです。

しかし、トイプードルを飼いたいと思っても「一人暮らしだからちゃんと飼えるか心配」「留守中に吠えて近所迷惑にならないか心配」などから、お迎えする決心がつかないという方もいるのではないでしょうか。

一人暮らしの場合は日中家にいないことが多く、トイプードルを飼うのは難しいと思われるかもしれませんが、工夫次第では一人暮らしでも問題なく飼える可能性があります。

この記事では、一人暮らしでのトイプードルの飼い方について詳しく解説します。一人暮らしをしている方でトイプードルを飼うか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

トイプードルはどんな犬種?

トイプードルはどんな犬種?

トイプードルの起源は諸説ありますが、古くからフランスで愛され続けてきた歴史があることからフランス原産だといわれています。

フランスでは貴族から愛玩犬として可愛がられる傍ら、水辺でカモを回収する役割を担ったり、軍用犬・サーカス犬として起用されたりなど、幅広く活躍してきた歴史があります。

日本においては、2000年代に流行したテディベアカットを境に一躍人気の犬種となり、現在では犬を飼ったことがない方でも名前を知っているほどメジャーな犬種となりました。

トイプードルの特徴

トイプードルは、カールしたモコモコの毛とぬいぐるみのような可愛らしい見た目が特徴的な犬種です。

ホワイトやブラック、ブラウンやアプリコットなど、幅広いカラーバリエーションがあり、単一色である場合がほとんどです。

シングルコートの巻き毛は抜けにくく、体臭もほとんどないことから、室内でも飼いやすい犬種として広く知られています。

臭いや掃除などの心配は少ないですが、トイプードルの毛は絡みやすく毛玉になりやすいため、定期的なブラッシングと月1回以上のトリミングが必要です。

ケア面での手間や費用はかかりますが、トイプードルはテディベアカットやリーゼントカットなど、さまざまなカットスタイルができるため、飼い主の好みに合わせて変化を楽しめます。

トイプードルの性格

トイプードルは、明るく活発な性格で遊ぶことが大好きです。もともとはカモを回収する狩猟犬だったというルーツがあることから、水遊びやおもちゃを取ってくる遊びを好む傾向にあります。

社交的な一面もあり、飼い主はもちろん、犬や猫など他の動物とも友好関係が築きやすいといわれています。

また、飼い主の指示をよく聞き、状況判断しながら的確に行動できる賢い犬種であるため、しつけがしやすいという点も魅力的です。

ただし、その知能の高さ故に、甘やかしすぎるとわがままでずる賢い性格になるケースも多くみられるため、犬に主導権を握られないように注意する必要があります。

トイプードルは家族に対して愛情深く人懐っこいため、しつけがしっかりできれば犬を飼うのがはじめての方でも飼いやすい犬種といえるでしょう。

トイプードルを一人暮らしで飼うときのポイント

一人暮らしでトイプードルを飼うときのポイント

トイプードルは賢くしつけしやすい犬種のため、一人暮らしでも問題なく飼うことが可能です。しかし、賢いからといって手放しで飼育できるわけではありません。

一人暮らしの場合は日中家を留守にすることが多いため、留守中でもトイプードルが安心して快適に過ごせる環境を整えることが大切です。

また、留守中は吠えたりいたずらをしたりなどのイレギュラーが発生することも想定されるため、リスクを最小限に抑えるためのしつけと対策もしっかり行う必要があります。

ここからは、トイプードルを一人暮らしで飼うときに押さえておきたいポイントを紹介します。

トイレトレーニングを早い段階でする

トイプードルをお迎えした際は、早い段階でトイレトレーニングをやっておきましょう。

トイプードルは賢く物覚えがいい犬種ですが、一般的にトイレトレーニングは1ヶ月ほどかかるといわれています。

特にペットショップやブリーダーから引き取った直後は、新たな環境に慣れていないため、失敗しやすいです。

犬は、自分の尿や糞の臭いが付いている場所をトイレと認識する傾向にあるため、失敗した場合は早急に処理し、洗剤や消臭剤で臭いを完全に消すことが重要です。

トイレトレーニングは集中して途切れなくすることが成功のカギとなるため、一人暮らしで飼う際はゴールデンウイークや夏休み、年末年始など、長期休暇のタイミングに合わせると良いでしょう。

サークル・クレートに慣れさせておく

トイプードルは運動能力が高いため、高い場所にも軽い身のこなしで登ることができます。また、好奇心も旺盛なため、いたずらしたり食べ物を勝手に食べたりする可能性もあります。

留守中に家のなかで自由にさせておくと、高所から転落したり家具を傷つけたりなどのリスクがあるため、サークルやクレートで過ごすことに慣れさせておくことが大切です。

限られたスペースに入れておくことはかわいそうと感じる方もいるかもしれませんが、場合によっては命に関わるケースもあるため、家を留守にする場合は入れておくことをおすすめします。

サークルやクレートに慣れさせ、自分が安心して過ごせる場所として認識してもらえれば、飼い主が不在でもストレスを感じずに過ごせるようになります。

社会化トレーニングをしておく

トイプードルをお迎えしたら、その日のうちから社会化トレーニングを行いましょう。社会化トレーニングとは、犬を人の社会に慣れさせ、不安や恐怖を感じなくさせるためのトレーニングです。

具体的には、子犬の段階から老若男女さまざまな人と触れ合わせたり、環境音(生活音、車の音、人の声など)を聞かせたりして、人の社会に慣れさせます。

こうすることで、たとえ飼い主が留守であっても不安や恐怖を感じることが少なくなり、一人でもリラックスして過ごせるようになります。

社会化トレーニングは、目標を立てて毎日少しずつ実践していくことが重要です。一人暮らしの場合はスケジュール的に大変な場合もありますが、継続して行うことでより早く人の社会に慣れるはずです。

いざというときに頼れる人・場所を確保しておく

一人暮らしでトイプードルを飼う場合は、万が一の事故や病気に備えておくことが大切です。

バックアッププランがないまま自分になにかあった場合は、犬を長期間放置することになってしまい、ペットの不幸を招く可能性があります。

ペットに辛い思いをさせないためにも、家族や友人など、いざというときにお世話をお願いできる人を確保しておきましょう。

近くに頼れる人がいない場合は、ペットホテルやかかりつけの動物病院に預かりサービスがあるかどうかを確認し、万が一の際の対応を相談しておくと安心です。

留守番を特別なことにしない

トイプードルは、飼い主の行動や感情に敏感に反応します。

留守番させるのがかわいそうだからといって、出かけるときに必要以上に構ったり甘やかしたりすると「分離不安症」を引き起こすリスクがあります。

分離不安症を発症した場合は、留守番中に下痢や嘔吐などの体調不良を起こしたり、飼い主が出かけるときに無駄吠えしたりなどの問題行動につながる可能性があるため、注意が必要です。

出かける際や帰宅する際は、冷静にさりげなく振る舞い、留守番が特別なことではないことを認識させることがポイントです。

こうすることで、犬も留守番に違和感を感じなくなり、一人でも穏やかに過ごせるようになります。

まとめ

この記事では、一人暮らしでトイプードルを飼うときのポイントについて解説しました。

一人暮らしでトイプードルを飼うことは難しいと思われがちですが、しっかりしつけを行い、留守番中でもリラックスして過ごせるように配慮・工夫すれば、問題なく飼えます。

トイプードルを飼うかどうか悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考に検討してみてください。